「選べ」 mil 様
「俺では……ダメか?」

間近に迫る真剣な顔。
内なる情熱を表すように
薄闇の中でも煌めく漆黒の瞳は
黄色い顔を捉えて離さない。

その艶やかな視線だけで
クルルの体は熱く強張り
逃れる術を見失う。

「選べよ……俺を拒むか、受け入れるか。
……だが俺はそれほど長く待ってやれない。
お前を、誰にも渡せないからな。」

最後通告の言葉は
すでに選択の余地を
許さぬように
熱く魅惑に満ちていて
その囁きは
クルルの理性の箍を
たやすく瓦解させるものだった。
兄に負けず劣らずの攻めギロロ。
クルルは超強気口説き文句に骨抜きにされるといいと思います!